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介護の面接で長所と短所を答えるならどんなのがいい?

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介護職の面接では「あなたの長所と短所を教えてください」と聞かれる事があります。

履歴書にも長所と短所を記載する項目がある様式も存在します。

そのため「長所は伝えやすいけど、短所を伝えて印象悪くなったらどうしよう…」と悩まれる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、介護の面接で長所と短所を答えるならどういうのがいいのか?をご紹介致します。

介護の面接で印象の良い長所とは

コミュニケーション能力があります

介護の仕事はコミュニケーションが重要です。コミュニケーションが苦手な方では務まらないとまでは言いませんが難しいかもしれません。

また、コミュニケーション能力は話をするだけがコミュニケーションではありません。

介護職では人の話を聞くのが好き、聞き上手な事も十分コミュニケーションが高いと言えるでしょう。

ただお喋りが好きな方は元気があるように見えるかもしれませんが、介護現場が求めるコミュニケーション能力がある事とは別です。

ご利用者様はお喋り好きな方が多いのでどちらかと言えば聞き上手の方の方が重宝されます。

従って「コミュニケーションを取る事が得意です」と伝えた後に「人の話を聞くことが好きです」や「私の知らない話が聞けたりするので、人と会話するのが好きです」と

面接でお伝えすると長所として際立つことでしょう。

協調性があります

介護業界の方々と話していると度々、“包括ケア”や“チームケア”などという言葉が出てきます。

お一人の利用者様を様々な専門分野の方々で包括的な支援を行う事を言います。

またチームケアは一人ひとりが役割を果たし支援を行う事を言います。

以上の事から、介護士は複数人で一つの事を成し遂げるチームワークが求められます。

これは施設内に限った話ではなく、外部のサービスの方と連携する際も必要になってきます。ご自身の長所として協調性がある事はアピールする際の何よりの武器になります。

常に自分の意見を持ちながら仕事が出来ます

一昔前は“職員は意見を持たず先輩の指示に従って業務に取り組める職員が評価される”とされていましたが、現在は変化しつつあります。

現場の声を柔軟に取り入れる仕組みを設けている施設がかなり増えてきています。

人材不足の施設が多いので職を求めている人数より働き手を探している施設の割合が多くなっています。

完全トップダウン性の職場環境は敬遠される傾向があります。

人の命を預かる仕事ですからある程度統率が取れていないといけないケースもあります。

若手が柔軟な意見を持ち訴えかけるのも必要ですが、ベテランが伝える経験値や感覚値も必要なのが難しい所です。

意見を持ちながら働く事は我を通す事ではありません。

従来のやり方をしっかり見定め、先輩から意見を求められたらご自身の意見を伝える事が出来る方です。

ようは意見を伝えるタイミングが重要です。

求められてもいないのにバンバン意見を伝えてしまうと「生意気だ」と思われてしまい、人間関係がギクシャクしてしまうので注意が必要です。

介護の面接時、長所として聞かれたら「意見を求められればきちんと答えられるよう、自分の意見を常にもって仕事が出来る所です。」と伝えられればベストです。

責任感

介護の仕事を責任をもって最後までやり抜くことができます、が長所と伝える際、実体験を元に伝えるとより相手に伝わります。

ほかに長所や短所を伝える際も同じことが言えますが、かならず、自分でなぜそう思うのかを伝えるようにしなければなりません。

事実に裏付けされた情報でないと、この方が言っている事が本当かどうか分からなくなってしまうからです。

面接時に責任感がある事をアピールする際、過去に介護の仕事をしたことがある人ならその実体験をお伝えするといいでしょう。

異業種から来られた方は携わっていたプロジェクトを完遂した、納期ギリギリまでやり遂げた、などご自身がどれだけ責任感を持って取り組めたか、をアピールするとより長所として印象に残ります。

また、成功体験だけでなくても“忍耐力”の観点からも説明する事が出来ます。

たとえば成功しなかったが、責任感をもって行動した事を伝えると良いでしょう。

面接時、過去の実績を元に合否判定を行う企業もありますが、介護施設ではそのような事はありません。

実績よりもその方の人となりの方が重要です。

介護の面接で責任感を長所として挙げる場合、成功や失敗に限らず、自分は責任感を持って行動できた事を伝えると良いでしょう。

介護の面接で印象の良い短所

諦めが悪い

諦めが悪い事が短所です、と面接で挙げられる事があります。

短所としてとらえた場合、忍耐力がある方なのか、融通が利かない方なのかはっきり伝えた方が誤解を生まなくて良いと感じます。

介護施設だけではなく融通が利かない職員は好かれない印象があります。逆に忍耐力がある事を短所として挙げられると、割と前向きにとらえられる印象があります。

先にも挙げましたが融通が利かない職員は、どこの施設へ行っても好かれる事はありません。従って、“粘り強くやってしまう事”程度に抑えておいた方が、誤解を招くリスクは減らせるのかもしれません。

世話好き

「つい世話を焼いてしまうのです」と面接で短所を伝えてくる方がいらっしゃいます。

世話を焼事は裏を返せば観察力がある事にも捉えられるので、状況によっては非常に強力な武器になります。

介護現場では着替えの際に報告になかった傷を発見し、報告したことが功を奏し、軽症で済んだケースもありますから、観察力がある事を面接時にお伝えする事は印象が良くなります。

しかし気を付けなければならない事があります。

介護現場では統率がある程度取れていなければいけません。世話を焼く事を優先してしまい、本来の業務が滞ってしまう事が結構あります。気持ちを優先する事は必要ですが、度が過ぎると他の職員の足枷になってしまうのです。

実は介護の現場では本来の業務をおろそかにして世話を焼いてしまう方が多くいらっしゃいます。

本人の中では良い事だと思っているのでしょうが、仕事の時間だと意識していただく事も必要です。どこの介護施設でも過去にそういった職員の対応に困った事がある可能性があります。世話焼きに関しては長所で挙げるより短所で挙げた方が無難なのかもしれません。

面接で長所を伝えるならこれは控えましょう

他者批判

ご自身の長所を伝えたい気持ちが強くなりすぎて、他人や以前の会社を批判する、または下に見てしまう言動が目に付く場面に出くわします。

「私の長所は〇〇です、前職では受け入れてもらえなかったので御社なら活躍できると思い応募致しました。」と本人はそのつもりが無くても自然と前職の批判をしているケースです。

これではいくら長所を伝えたところでこの方の人間性が分かってしまいます。余程の人材不足でない限り即不採用になるでしょう。

会社のニーズにあっていない長所

企業理念や求人票に求める人材が記載されている場合、それに沿った長所を面接で伝える事が基本となります。

穏やかな雰囲気が特徴の介護施設に「私の長所は周りを明るくする元気さです」と面接に来られても会社の求める人材には適していません。長所を伝える際は是非注意しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

介護の面接で長所と短所をお伝えするにはどういった伝え方が良いのかをご紹介致しました。長所については現場でしっかり活かせるものかどうかがポイントです。

状況に応じて長所を伝えられるよう、普段から自分自身の長所を見つけておくとどのような介護施設でも対応できるでしょう。