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介護サブリーダーの役割とは

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介護サブリーダーという役回りを聞いたことがありますか?

病院に併殺されている施設や母体が大きな施設だと介護リーダーの他に“介護サブリーダー”が存在する施設があります。

介護リーダーは読んで字のごとく、介護士のリーダーなのだと分かりますが、サブリーダーは聞きなれない役割だけど何をするの?

介護リーダーの他に介護サブリーダーって必要なの?と疑問に思われるでしょう。

今回はその“介護サブリーダーの役割について”触れていきたいと思います。

サブリーダーは介護リーダー不在の際に活躍

介護リーダーが不在になると介護サブリーダーが現場の指揮官の役割を担います。ここではどういった時に介護リーダーがいなくなるのかをご紹介致します。

リーダーがお休み

介護リーダーは施設に常駐しているものですが、24時間施設にいるわけではありません。

しかしグループホームなどの入居施設には24時間ご利用者が利用されています。

当たり前ですが休暇によって介護リーダーが不在の時間があります。リーダーと言っても何より一人の職員です。雇用契約も結んでいますから労働時間も決まっています。

サブリーダーがいない施設では一番キャリアが長い職員や順番でその日の現場のリーダーを決める所もありますし、不在のままサービスを提供するケースもあります。

ここでサブリーダーを設けている施設であればリーダーの代わりを務めます。

休日についてもリーダーとサブリーダーの休暇が被らないよう調整を行います。

これによりサービス提供時間中にリーダーやサブリーダーのような意思決定者が必要なトラブルの対処がスムーズに行える点や、現場が混乱しない利点があります。

※介護リーダーの仕事内容についてはこちらを参考にご覧ください。

介護リーダーの仕事内容と悩み。辞めたくなる時は?

担当者会議等に参加

ご利用者が多数のサービスを併用している際、ご利用者に関わる施設、ご家族様、行政等を含めてご本人様のニーズの確認、支援の方向性を決める会議、“サービス担当者会議”と呼ばれるものが定期的に開かれます。

主に施設の管理者やサービス管理責任者と呼ばれるサービス全体のリーダーにあたる役職の方が参加致します。

場合によってはよりリアルな意見を求められる事もあるのでご利用者様と直接関わりのある介護リーダーが参加する事もあります。

会議を行う場所もご自身が働いている事業所なのか、ご自宅なのか、または別のサービスの施設なのか、その都度異なります。

故に施設外に出向くケースも少なくありません。そうなると介護リーダーが不在になりますので、代わりにサブリーダーが指揮を取ります。

来客対応

お客様が見学に来られた際、フロアの説明のため介護リーダーが呼ばれ対応する事があります。場

合によってはすぐに終わるものから長時間に及ぶものまで様々です。

当然ながら対応時間もその都度変動します。

現場では僅かな時間でもトラブルが起きる事があります、その時間帯は介護サブリーダーが代役を務め状況判断を行う事や、緊急時の対応などを行います。

介護サブリーダーの役割と仕事内容は?

ここでは実際に介護サブリーダーの役割と仕事内容についてご紹介致します。

リーダーと現場の潤滑剤

現場は基本的に“介護リーダーと介護士”の役割でサービス提供を行います。

理想ではリーダーの指揮命令の元、速やかにタスクをこなすのが働きやすい現場のイメージですが、現実問題甘くありません。

全ての介護リーダーがリーダーシップを取れるか?円滑に出来るか?と言われるとそうではありません。

むしろ年功序列で介護リーダーになってしまった方や介護職に就く以前の職場でマネジメント業務行っていたという理由だけで現場の経験がさほど無いのに介護リーダーに抜擢されるケースも多く聞きます。

つまりベテラン介護士ばかりが介護リーダーになっているわけではありません。

そのような現場では、一つでもイレギュラーな事があるとバタバタして予定通りに…と、それどころでは無くなることもしばしば。

その際の采配の悪さやリーダーシップの無さから現場職員と険悪になる事もあります。

リーダーやトップは嫌われ者と言われればそれまでですが、業務にまで支障が出る場合は当事者同士ではもう解決できません。その際に役立つのがサブリーダーです。

私どもの施設では距離が近すぎる関係や同性の上下関係は上手くいかないデータが出ています。

従って指示を出す際、一人分マージンを取る事で良い距離感で接する事が可能になります。

リーダーから言われるのは嫌だけど、サブリーダーから言われると納得できる、といったケースもあります。

リーダーとも親密にならず現場の介護士とも親密になり過ぎない立ち位置の調整が必要になってくるでしょう。

リーダーの相談役

組織をイメージした時、立場が上に行けば行くほど相談相手が少なくなります。

社長や代表は会社内だと孤独な立場にあるといえます。介護リーダーの上には施設長やサービス管理責任者がいますが、現場では介護リーダーがトップです。

リーダーシップを発揮できる方は相談役が必要なく意思決定しつつ事を運べるでしょう。

しかし、先にもご説明しましたが施設側からリーダーをお願いされるケースがあります。これまで指示された事をこなしてきた人材からすると、これからは支持を出す側になります。

リーダーなんてした事が無かった人からすると大変不安に感じるでしょう。

サブリーダーはそんな不安を抱えた介護リーダーの相談役として活躍する事もあります。

人員配置についてどう思うか?シフトはこれで良いか?なんでも相談されます。

介護施設の何でも屋

サブリーダーの立ち位置は曖昧です。

見方を変えればリーダーでもなければ介護士でもありません。そんな曖昧な立ち位置が災いして施設内では“何でも屋”として接せられる事があります。

業務内容もリーダーと現場の介護士の半分半分です。どの立ち位置の気持ちも分かるであろう事から中途半端な事を頼みやすいのです。

サブリーダーはチームを円滑にする

介護リーダーと現場介護士が不仲になるケースも多々あります。

現場の意見を取り入れつつ、介護リーダーの指示を伝えます。まさに中間管理職の役割を担います。

介護業界は女性の割合が多い職場です。何をどうしても人間が集まれば不平不満は生まれるものです。

そうなると現場と介護リーダーの間に溝が生まれ業務が円滑に周らなくなる事があります。

サブリーダーはその橋渡し役を担います。時には現場の愚痴を聞きます、またある時には介護リーダーの愚痴を聞きます。

そうやって少しずつ摩擦を減らす潤滑剤のような役割になるのです。

まとめ

今回は介護サブリーダーの役割についてご紹介致しました。

介護サブリーダーが現場のトップならその相談役であり、現場もこなす。ある意味ではマルチに動けるのが介護サブリーダーと言えます。

介護サブリーダーの仕事内容は現場の調整役やリーダーのフォローが主な業務となります。

通常の介護士が行う現場のサービス提供に加えて介護リーダーのフォローや業務の一部をこなすのですからテキパキ動かざるを得なくなります。

また、次期介護リーダーとして経験を積んでもらう意図もあります。

若いうちからマネジメント業務を学んでおくと後々、多角的な視点で物事を捉える事が出来るようになり仕事にも生かされる事でしょう。

人材育成も兼ねて介護サブリーダーを設置している施設も少なくありません。

介護サブリーダーの立ち位置がある施設ではいきなり介護リーダーになる事は基本的にはありませんので安心してキャリアアップする事が出来るのです。