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介護のおむつ交換の回数・時間と手早く交換するコツはあるの?

 

おむつ交換

介護サービスとは自立した生活が送れない方が利用されています。

食事をする、お風呂に入る、用を足す、我々からすると当たり前に出来る事かもしません。

老化と共に骨や筋肉が弱くなる事や病気にかかり後遺症が残ってしまいご自身で生活が送れなくなった方もいます。

 

自分一人で生活できない、または一人で家にいるのが不安だ、という方が介護サービスを利用されます。

 

日中活動の場として利用する事もありますし、夜間も一人で家にいられない方、ご家族が不安に思われる方は入居施設の利用を相談される方もいます。

 

そんな介護サービスを利用されている方の多くが直面するのが「トイレ」です。

 

トイレに一人で行けなくなった事から老化を感じる方が多いのです。

ご自身でトイレに行けなくなった、夜間の尿漏れが毎晩のように続く方は介護用のオムツを利用します。

 

今回は「介護のオムツ交換回数や時間」についてふれていきたいと思います。

介護士は毎日オムツ交換をしていますが、はたしてコツなどはあるのでしょうか?

 

介護施設で使われるオムツの種類

利用者の介護度によってオムツの種類が変わってきます。“要介護度”が高いから寝たきり用のテープタイプのオムツを使っているわけではありません。

 

サービスの種類によっても変わってきます。日中活動のデイサービスですと一般的な下着の方もいらっしゃいます。ここではオムツの種類についてご紹介していきます。

 

パンツタイプ

一般的な下着と同じで足から通す脱着方法を起用しています。歩行が出来る方はこのタイプを使用しています。

 

テープタイプ

ご自身で歩行が出来ない方、または寝たきり等体位交換が必要な方はこのテープタイプを使用しています。

 

ベッドから起き上がらなくてもオムツ交換が出来るのが良い点です。男性用と女性用があり、日中ベッドで過ごす時間が多い方やトイレの利用が難しい方などに使われております。

 

パッドタイプ

パンツタイプやテープ止めタイプのおむつの内側に装着するパッドタイプ。オムツ自体の交換をするのではなく、使用後パッドの交換のみで済みます。

オムツに比べると値段も比較的安いので経済面でも良心的です。

 

オムツ交換の回数と時間は?

サービスによって異なりますが、よくあるのが朝、昼、夜の食後の3回、そして寝る前と起床直後の時間です。

 

褥瘡(じょくそう)がある方は体位交換を兼ねてオムツ交換を行うので更に回数は増えます。

排泄リズムは人によって様々です。上記の回数のほか、適時交換を致します。

 

余談ですが排泄したからオムツ交換をしてほしいと言われますが実際には出ていなかった事が認知症の方だとかなりあります。

 

オムツ交換を手早くするコツはあるのか?

 

ご利用者様の体系を把握する

まずご利用者の体系を観察します。

ご高齢だからといって皆さんが痩せているわけではありません。体格が良く一般男性の平均よりもはるかに重たい方もいらっしゃいます。

 

そんな方のオムツ交換をする際は重たい身体を力任せに動かしていては体力が持ちません。

介護技術では身体の原理を利用して動かします。梃子の原理とでもいえば良いでしょうか?柔道や合気道に近い原理です。

 

それを利用する事で最小限の力で重たい身体でも動かす事が出来ます。オムツ交換をする回数は非常に多いのでいかに力を使わずに行うかも必要になってきます。

 

オムツの特性を知る

オムツによっては漏れを防ぐギャザーをしっかり外にださないと機能しないタイプ、オムツ自体を大きく広げてから着用するタイプ、などメーカーによって着用方法が微妙ですが変わってきます。

 

オムツ本来の役目をはたしていないと排泄物がパジャマやベッドに付着して二度手間になります。

従って着用時どういう特徴があるのか予め知っておくと良いでしょう。

 

とにかく経験

あとはもう“やってみなはれ”の精神です。

初めてオムツ交換を経験すると技術面だけでなく精神面で動揺するケースがあります。仕事とは言え覚悟はしていても理解する事と経験する事は違います。

 

ですがそれも初めだけですぐ慣れますし、意識して行わなくても身体が勝手に動きます。

様々な方のオムツ交換を経験する事で無駄な動きが省かれスピーディーに行う事が出来るようになるでしょう。

 

おむつ交換時に気を付けなければならない事。

 

尊厳を意識する(モラル編)

幼少時代ではなく大人になってから人に排泄介助をしてもらう経験をした方は分かると思いますが思っている以上に恥ずかしい事なのです。

 

年配だから気にしないだろうと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかしそんなことは全く関係ありません。自分の子供や孫にお世話をしてもらわないとトイレにも行けない、と惨めに感じてしまうのです。

 

高齢者はこちらが思っている以上に敏感です。利用者に聞こえないだろうと思い物陰でこそこそ話をしていてもしっかり見ていますし、割と聞こえています。

 

「トイレを失敗したから、私の悪口を言われているのではないのだろうか?」と不安に思われる方もいらっしゃるでしょう。

日ごろの行動や姿勢からも尊厳を守る意識をする事が重要です。

 

尊厳を意識する(技術編)

技術面で言うとオムツ交換の際、腰を浮かせてはいけません。

腰を浮かせる行為は人によって非常に羞恥心を感じる行為です。また足をもって動かしてはいけません。腰と同様羞恥心を感じさせる行為に当たります。

 

早く行う事を意識しすぎて尊厳を意識する事を疎かにしては介護業務として望ましくありません。

「自分がされたら嫌だな」と思う事は避けましょう。

 

褥瘡

「じょくそう」と読みます。別名「床ずれ」とも呼びますが普段生活しているとどちらも聞きなれない言葉だと思います。

 

寝たきり状態に見られる症状で皮膚の血流が滞ってしまうことで皮膚が爛れてしまう。睡眠中、同じ体位で長時間いると皮膚の接地面に負担がかかります。

 

さらに高齢者は特に皮膚が柔らかいので皮膚に十分な血液や酸素が行かなくなります。そしてうっ血する事や皮膚や破けてしまうのが“褥瘡”です。

 

ひどくなると潰瘍や細菌感染を生じる場合もあります。

早期の段階から発見する事が悪化を防ぐ第一歩です。オムツ交換の際手早く交換する技術だけでなく、褥瘡になっていないか、皮膚がこすれていないかを観察する事が介護士に求められます。

 

雑に行わない

高齢者の皮膚や骨は思っている以上に柔らかくもろいです。尻もちをついて転ぶと骨盤を骨折しますし転倒すると簡単に骨折してしまいます。

 

オムツを交換する際も強引に足を持ち上げてしまい股関節が脱臼してしまったケースは事例検討でも非常多く見られます。

また排泄後の清拭の際も肌がデリケートなので注意が必要です。

 

素早く行う

この“素早く行う”というのは、オムツを外している状態から早く解放する事をさします。

オムツを付けていない状態、清拭を待っている状態は恥ずかしいと感じる姿勢です。素早く清拭を行う事を心がけましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はオムツ交換の回数と交換するコツについてご紹介致しました。オムツの種類やメーカーによって多少素早く行うコツが変わってきます。

 

事業所でオムツを用意する所もあればご家族様が持参してくる等、様々です。

 

実際に働いている先輩職員でもオムツ交換が早い方も遅い方もいらっしゃいます。

重要なのはご利用者様の尊厳をしっかり意識して丁寧に行えることに越したことはありません。