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介護職が風邪をひいても休めない施設の特徴と問題点は?

風邪

 

介護職は責任感ある仕事だけど職員が少ないので簡単に休めないイメージがある、とよく言われます。

 

本当だとしたら今時超ブラックなんですけど。。

風邪を引いたり病気の時くらい休ませてほしいですね!

 

そこで今回は、介護職が風邪をひいても休めない施設の特徴と問題点について触れていきたいと思います。

 

風邪でも休めない施設の特徴とは?

 

職員不足

介護職員が休めない一番の理由は“人員不足”が一番大きな理由と考えられます。

人員がいなくても業務量は変わりません。

 

職員数が少なければ少ないほど、一人当たりの業務が増える事になります。

 

自分の業務をこなすだけで余裕が無いので、他の職員が休んだ分をフォローしている余裕が無くなります。

 

そうなると“職員が休まない事”が施設を回す最低条件になってしまうのです。

介護職員が不足している施設ですと職員はもちろん風邪くらいでは休めません。

 

人が少ないと想定外の事例が起きた場合の対応が遅れてしまったり、ご利用者様に対する支援の質に影響が出てしまう事があります。

 

介護職の人材不足で良い事は何一つありません。

 

お局様がいる

介護職員は豊富だけど風邪をひいても休めない、なんて施設が稀に存在します。

 

なぜだろう?と疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。

 

医療、介護業界は女性が多く活躍する職場というのは一般企業からすると少々珍しい業界だと感じています。

そんな珍しい業界にひそかに存在するのが“お局様”です。

 

ちなみにお局様とは口うるさいベテラン女性職員を指します。

認識による部分が多いですが、決定権がある、現場で権力があるイメージでしょうか。あとは嫌味っぽさや

 

高圧的な印象もあるので決して誉め言葉ではありません。

ようは現場のボスのような存在です。ではなぜ現場にお局様がいると仕事を休めないのでしょうか?いくつか理由があります。

 

休んだらグチグチと陰口を言われるのではないか?他には休んでいる間に仕事を押し付けられているのではないか?という恐怖心から来るものです。

 

仮に仕事を風邪で休んでもメールや連絡などが来る場合もあります。そんな職場環境で誰が働きたいと思うでしょうか。

 

集団心理は恐ろしい物です。

頭では理解していて距離を取っていたつもりでもお局様が存在する環境で働いていると自分も気づかずうちに環境に適応してしまっているのです。

 

売り上げが少ない

実は売上が少ない介護施設は風邪をひいても休めないといわれています。

売上が少ないので営業日数を増やさないといけないからです。

日数が増えれば人がいるので安易に休めません。

 

売り上げが少ない施設が利益を出すには、ご利用者様を増やすか、または営業日数を増やすかしかないのです。。。

 

ちょっと介護施設の売り上げについて簡単にご説明しますね。

 

まず介護保険サービスを利用している方は介護が必要な方に限ります。

 

日常生活を送る中で不自由の無い方は利用が出来ません。

そして介護が必要な方には“介護度”が付きます。この方はどれだけ介護が必要か、を度数で表しています。

 

この介護度により区分支給限度額が変わってきます。

この区分支給限度額の範囲内で介護保険サービスを使っていくのです。

 

介護保険サービスを提供した施設は、利用した分だけ市区町村と国に請求し報酬を得る仕組みです。

 

ここで重要なのが介護度によっても報酬単価が変わってきます。売り上げだけ考えると介護度が高い方が利用した方が良いですよね。

 

しかし介護度が高い方は医療度も高く容態が悪化しやすいので半年や1年続けて通える方がいると珍しいといえます。

 

また介護度が高いという事はそれだけ人手が取られるやすくなります。

 

故に、売り上げが少ない施設は営業日数を増やす、もしくは今より沢山の方にご利用者していただくしかないので安易に風邪くらいで休む事が出来ません。

 

介護施設が抱える問題点

 

求人票を出しても面接に来ない。

風邪でも休めない施設の問題点として挙げられるのは何度も出てきていますが“人員不足”です。

 

逆に職員が沢山いる施設だとミスをしてもカバーしあえる余裕も生まれますし、急に休みたい日が出てきた場合、他の職員にも相談はしやすいです。

 

そのため、人員が不足している事は何よりの問題点と言えるでしょう。

 

また、面接に人が来ないのも問題点として存在します。

 

介護現場で働く職員のお給料は高いとは言えません。

故にお給料面よりも職場環境もそうですが、施設全体の立地条件に左右される事もあります。

 

働き手がいない事はかなり深刻な問題といえるでしょう。

 

融通が利かない

「職員同士で話あって風邪の時は休みの日を交代したい」と現場職員が思っていても管理職が口を出す場合があります。

 

「勝手な事をするな」「休みの交代を認めない」など交代が認められないケースが存在します。

 

いわゆる“施設のルール”です。

責任者が管理しやすいからという理由なのか、または公平さ不公平さを無くすためなのか、そこは分かりません。

 

管理しやすくするためにこのようなルールを設けるのであれば管理者や責任者の仕事はどんどん増えて行きます。

 

そして業務で埋もれてしまい、今何をしなければならないかが見えなってしまいます。

 

 

それでも風邪で休まなければならない時はどうするの?

 

代役を立てる。

まずは自分の代わりに出勤してくださる人を探す事が第一です。

介護の業務は人間相手の仕事ですから「明日やれば良いや」が、出来ません。

 

職員が抜けたら同じチームの職員がフォローする事になってしまいます。現場は回らない事はないかもしれませんが、出来るだけ代役を立てる方が良いでしょう。

 

管理者が出勤

どうしても見つからない、でも仕事を休まなければならない。

そんな時は管理者、責任者に急遽代役をお願いするしかありません。現場の人員が足りなければ管理者が現場に入る事はさほど珍しい事ではありません。

 

管理者や責任者の方々も「もしも欠員が出た場合、自分が現場にフォローに入らなければならない」とどこかで考えながら仕事をしています。

 

ですので、どうしても風邪や病気で休まなければならない日が出来た場合、管理者に一度相談してみましょう。

 

介護職が風邪をひいても休めないは嘘

介護職は中々休みづらい仕事だ、という事は分かって頂けたかと思います。では実際、介護職が風邪をひいたら休めないのでしょうか?

 

いいえ、むしろ休んでください

日本人の古い考えで“我慢が美徳”という言葉があります。大いなる間違いです。

風邪を引いたら休んでください。その理由をいくつかご紹介致します。

 

被害を最小限に食い止める

2つめの理由として、ご利用者様に風邪がうつる事が考えられます。高齢者になると風邪がうつるだけで入院になる事があります。

 

それ以上に最悪のケースも考えられますのでインフルエンザはもちろんの事、発熱や嘔吐など感染の恐れがある場合は施設側から出勤を断られるケースが殆どです。

 

ミスが増える

風邪をひいていると体力面でも影響が出ますが精神面にも支障を来たします。介護の仕事は体力を使う場面が度々あります。

 

私どもの施設でも身体介助中に発熱を隠していた職員がふら付いてしまい、バランスを崩してご利用者様がケガをした事例が過去にありました。

 

従って不調を感じる場合は速やかに上司に報告する、または早退する事が大切です。

 

まとめ

介護職は忙しくて休めないイメージが強い業種です。

しかし、それは一昔前の話です。

 

介護職が心身ともに万全でなければ良いサービスは生まれません。まずは介護職の体調を整える事に重点を置いている施設もかなり増えてきています。

 

「介護職に興味はあるけど休めないしキツそう」と思われている方に少しでも現実は違います、と伝わると幸いです。