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新人介護職員が先輩介護職員との人間関係で気を付けておきたいこと

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人間関係のトラブルはどの業界、職種でもある事です。

人が集まれば色々な価値観がありますから当たり前のだと認識しております。

世の中に数ある職種の中でも介護職は特に人間関係が悪い職種だ、と世間から思われています。

介護業界に入って新人職員はしばらく研修担当職員と共に仕事をします。

ようは先輩介護士です。

従って入社してしばらくは研修担当の先輩介護士と多く会話をする事になります。

今回は「新人介護士員が先輩介護士との人間関係で気を付けておきたいこと」についてご紹介致します。

介護職員による新人いじめはあるのか?

 

実際に新人と先輩介護職員の関係はどうか?

新人介護士と先輩介護士の年齢が似たような年齢だと育ってきた環境や教育、価値観が割と似ているので多少のストレスは距離感を保つことで解決に向かう事があります。

しかし、50代以上のベテラン介護士からすると若手職員の考えている事がイマイチ理解できません。

「私の若いころは…」と自分の若いころの価値観を押し付けてしまう傾向があります。

この価値観の押し付けが若手職員にとって非常に面倒くさく感じられます。

これもまた受けた教育、育った環境、“介護”としての捉え方の意識が若干違います。

誰のせいでもありません。

お互いの価値観の違いから人間関係にズレが生じてしまうのです。

以上の事から若手とベテラン介護職員の関係は悪化傾向にあるといえるでしょう。

ちなみにこれはここ最近に始まった事ではありません。いつの時代も若手とベテラン介護士の溝を埋める事は難しいのです。

これは、介護業界に限らずどの業界でもあることなので気にしても仕方ありません。

人間関係が知らないうちに悪化してしまう

福祉・介護は横のつながりが重要な業種です。

一人のご利用者様のために日中活動、リハビリ、医療など様々な専門分野が協力して支援を行っていきます。これだけ見るとオープンな業界に見えるでしょう。

しかし介護施設の中は思っている以上に閉鎖的な面が多く見られます。閉鎖的な環境というのは外部からの刺激が多くありません。

従って内部ばかりに目がいってしまい、結果的に職員間やご利用者様など施設内にいる人たちの粗探しになってしまいます。

介護現場は人間関係が複雑だ、人間関係が悪いと言われる所以でもあります。

人間関係が悪化する原因は?

悪口への共感

新人とは言え人間関係のストレスは溜まります。

先輩に交じっていない人の悪口を言っているとその場では盛り上がります。

しかし悪口を言う職員はその場では盛り上がりますが、後々何かでミスをした際や先輩との人間関係が悪化悪した際に標的にされかねません。

先輩介護職員との円滑な人間関係を築くには?

報・連・相

介護士として従事する際、必ず研修もしくは専門学校を出てから介護施設で働き始めます。

ある程度期間が経つと新人は独り立ちします。

しかし一人で現場に入るからといって全てを任せてもらえるわけではありません。

そこで勘違いをして社会で必要なスキル、報告・連絡・相談が忘れがちになります。

一人で業務を行うからこそ、チーム内の連携が必要不可欠になります。

これは他者と仕事すればするほどどれほど重要かが分かってくるようになります。

従って一人で現場に出た際や特段問題が無かったとしても報告・連絡・相談を忘れないように心がけると良いでしょう。

先輩の身の上話を嫌がらない

先輩介護士と話をしている際仕事中でも「ちょっと聞いてよ」と身の上話を聞かされることがあります。“そうですね”と捉えられる方は問題ありません。

中には「仕事と関係ない」と聞く耳を持たない新人がいらっしゃいます。

そんな新人いるの?

と疑われるかもしれませんが、驚かれる事はありません。

実際にいらっしゃいます。

先輩としては場を和ませるために身の上話をする方もいらっしゃいます。

私も新人教育担当になった際は話をしていました。

新人は仕事を覚えるのにいっぱいで余裕がないのです・・。

郷に入っては郷に従え

新人介護士は慣れない現場で仕事をするので最初のうちは様々なものを学ぼうとします。

しかしある程度知識が付いてくる、経験が積み重なってくると“慣れ”が生じてきます。

慣れが出てくると「自分はこのやり方の方がやりやすい」「こっちの方が楽なのに…」と様々な事に疑問や不満が出てきます。

合理性を求めて意見すると介護施設では人間関係が悪化します。

「仕事に合理性を求める事は良いとこじゃないのか?」と思われるでしょう。

ここで間違えないでほしいのが合理性を求める場合と合理性を求めない場面があるという事です。

“介護”はご利用者様のニーズに寄り添う事が前提です。

合理性を求めすぎてしまいご利用者様の気持ちまでも合理的に解決しようと持っていく方がいらっしゃいます。

上手に介護サイドとその他の業務サイドを分けて物事を捉えられる方なら問題ありません、どんどん効率化するべきでしょう。

しかし中にはそれが理解できない職員もいらっしゃいます。

色々な方が働いている中で新人が意見を出す事は受け入れられる職場は多くありません。

意見を言うならそれ相応の立場にならないと通らない、と認識しておくと人間関係が悪化せずに済みます。

それに先輩方も過去に同じことを考えていて意見が通らなかった経験をされている方がいらっしゃるかもしれません。

ですので、一度「こうしてはどうでしょうか?」と直属の先輩に介護士に意見を求めてみる事が良いでしょう。まさに“郷に入っては郷に従え”です。

昼食は一緒に

「昼食時間くらい自由にさせてほしい」と言いたい気持ちはすごく分かります。

私もそうでした。

しかし介護の世界というものは割と面倒くさい部分が多く高齢な介護職員は“そこにいない人の悪口”を言いたがります。

昼食時に盛り上がる話題は手のかかるご利用者様がいない職員、会社への悪口が基本です。

以前はそういう介護施設が多く存在しましたが、現在では少なくなりつつあります。ですが全くゼロというわけではありません。

毎回ご一緒に…と、まではまだ無理だとしても週に何回は一緒にお昼と食べておくと良いでしょう。

最初から一人でお昼休憩を取ると「ああ、私たちと関わりたくないのかな」と勘違いされる恐れもあります。

どうしてもお昼を一人で食べたい方は、しばらく我慢して新人教育機関が終わってからお一人様の休憩時間を楽しむと角が立たないでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

介護現場は女性が多く働いている職場です。新人介護士が男性の場合だと少々戸惑う場面に出くわす事があるかもしれません。

しかし、初心を忘れないで真面目に仕事に取り組んでいればさほどトラブルに巻き込まれる事はありません。

先輩と人間関係が良好であれば、トラブルがあっても先輩介護士が味方になってくれますので心強いです。

是非、良好な人間関係を築いて仕事に取り組んでほしいなと感じております。