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訪問介護の介護士の仕事内容とその大変さとは

訪問介護

皆さんは「ヘルパーさん」や「ホームヘルパー」、といった言葉を聞いたことがありますでしょうか?

 

介護を受ける方々にとても人気なのが訪問介護と呼ばれるものになり、施設に入らず自宅まで来てくれて身の回りのお世話をしてくれるサービスになります。

訪問介護員、ヘルパーとも呼ばれています。

 

大変なところもある仕事ですが、今回は今とてもニーズがある訪問介護の仕事内容についてご紹介したいと思います。

 

訪問介護とは

現在、日本では高齢者の人口が増加傾向にあります。

高齢者の中でも皆さんお元気な方ばかりではなく、要支援、要介護認定を受けられる方もいらっしゃいます。

 

ご家族様は普段お仕事があり、忙しくて面倒が見られない。だからといってそこまで介護度も高くないし施設も満員で入れない。

 

つまり元気じゃないけど、そこまで重度でもないから施設にも入れない、そういった方向けに訪問介護というサービスがあります。

 

ご自宅へ直接訪問介護員が伺い、介護サービスを提供し要支援・要介護の高齢者が自立した日常生活、在宅生活を送れるように生活を支援することが目的です。

 

訪問介護サービスはご利用者様にとってはやはり自宅という住み慣れた場所で介護サービスを受けられるといった事がなによりのメリットです。

 

誰でも自宅を出て、施設で共同生活をしてサービスを受けるとなるとそれなりのストレスを感じるものです。それに施設入所になりますと料金がそれなりにかかってしまいます。

 

そういった部分でもご本人様やご家族様にとって非常にニーズがあるサービスになります。

 

訪問介護での介護士の仕事内容は?

訪問介護サービスでの介護士の仕事内容は具体的にどのようなものなのでしょうか?

 

提供するサービス内容は大きく分けて3種類あります。

「身体介護」、「生活介護」、「乗車介助」です。ここでは一つずつ見ていきたいと思います。

 

 ◆ 1 身体介助

身体介助は、介護職員が自宅を訪問して、ご利用者様の身体に直接触れて行う介護サービスです。通常の食事または必要な方には流動食の調理をする、食事環境を整える食事介助を行います。

トイレへの誘導やオムツ交換を行う排泄介助、入浴のお手伝いや洗髪を行う入浴介助。

 

他には衣類の着脱や、歯磨き等の介助も行います。

ベッドや車いす、車への移乗介助、楽な姿勢に体位を変える体位変換介助なども必要であれば行います。

こういった体力を使う仕事があるため、大変と感じる人はいるかもしれません。

 

 ◆ 2 生活援助

生活援助、または家事援助とも呼ばれます。全てプラン内容によりますので全て行う訳ではありません。

仕事内容は利用者宅の清掃、ごみ出し、洗濯などが主になります。

 

掃除は家によって違います。

掃除機だけでいいのか、水拭きでしっかり行うかはプランによって変わります。

洗濯は洗うだけでなく、畳んで片付ける所まで行います。必要であればアイロンがけを行う場合もあります。

 

ご利用者様の代わりに買い物に行く時もあります。

もちろん何でもお願いされる事は無く、最低限の日用品になります。その他、薬局にて薬の受け取りなども行います。

 

 ◆ 3 通院時の乗車介助

訪問介護サービスを利用している方が対象で、介護員が運転する車で通院や外出を行うものになります。仕事内容は車の乗り降りや受診の手続き、他には外出の際の着替え等があります。

「通院等乗降介助」と呼ばれており、「介護保険タクシー」と呼ばれたりもしています。

 

このサービスは誰でも使えるわけではなく、ケアマネージャーと相談し、あらかじめ提供するプランに組み込まれている事が条件となります。

ですので、介護士としての仕事では必ずこの業務があるわけではありません。

 

だれでも訪問介護員になれるの?

「介護職員初任者研修課程」を受講し、修了証明書の交付を受ける事が条件となります。

今は制度変更により無くなりましたが、かつては「ヘルパー2級、ヘルパー1級」などホームヘルパー資格と言われていました。

 

研修内容は難しい物ではありません。

 

講義と実技があり、講義では介護業務当に必要な基本的な知識や現場のコミュニケーション技術などについて学びます。

 

実技では入浴・食事の方法について勉強します。そののち筆記試験があります。その他、介護福祉士や看護師の資格をお持ちの方でも訪問介護員としてお仕事が出来ます。

 

訪問介護員としてのつらい所

 ◆ ご家族様とご利用者の関係

他の介護職と業務内容が大きく異なる部分は、家事援助も業務内容に含まれますのでご家族様とのコミュニケーションも大切になってくるという事です。

 

ご本人様、ご家族様、それぞれニーズが異なるケースが多くあります。そうした場合、立場上はご本人様を優先しなければならないのですが、そうはいきません。

 

ご本人様が主張できる場合ならまだ良いのですが、主張出来ない状態にある場合はご家族様のニーズを優先しなければなりません。

 

他にもご家族様が利用者様にきつく当たる場面があります。

「プロとしてはそういった声のかけ方は良くないな」、と思っていてもあくまで第三者です。

ご家族の事に口をだすべきではありませんが、そういった場面に出くわす事も少なからずあります。

 

 ◆ 男性が嫌がられる。

まだまだ「介護は女性の仕事」というイメージが強い部分があると思われます。

 

ご家族様との契約の際に自宅に男性は来てほしくない、女性が良い。と言われることが多いのです。

 

介護職では基本的には男性は重宝されるのですが、訪問介護員としてのニーズは女性に比べると高くないのが現状です。

 

男性の介護職員はどんな性格?将来性は? 

 

 ◆ 自分の車を使う事も。

ご利用者様のご自宅へ伺う際、自分の車を使う事が多いのです。

交通費が支給される事が殆どだと思われますが、中には出ない施設もあります。自転車など、出来る範囲で訪問介護を行っている施設もあります。

 

知らない人の家に上がってお世話をしてその服のまま自分の車に乗りたくないといった理由で訪問介護員になりたくない、といった声も多く聞きます。

 

大きな施設ですと社用車があるところもあります。訪問介護のお仕事はこういった部分でも敬遠されがちなのです。

 

訪問介護員としてのやりがい

 ◆ 時間が決まっている

施設のように24時間同じご利用者様のお世話をするのではなく、決まった曜日に訪問しサービスを提供するのが訪問介護です。

 

ですので、同じ所でお世話するのが苦手。転々と1人1人にしっかり寄り添いたい、自分ひとりのペースでお仕事したい、と思われている方は訪問介護員としてやりがいを感じるし、逆に施設よりはかなり楽だと思います。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

ご家族様が介護に無関心なご家庭ばかりではありません。実は歓迎される事の方が圧倒的に多いのです。

 

「あなたが来てくれるようになってから元気になってきた」

「来るのを待っていた」

 

とご家族様、ご本人様から直接言って頂けることがあります。

 

慣れないうちは食事の味付けがご本人様の舌に合わず、満足されない等、うまくいかない事も多いでしょうが、通っているうちに心を開いてくれる、無口だった人が話してくれる、など変化が出てくるものです。

 

そういった喜びは施設では中々感じる事は出来ません。

 

訪問してサービスを提供する時間は決まっていますがその時間内はその人とだけお話が出来ますし、小さなことに気づくける事もあります。

 

介護の仕事は好きだけど施設でのチームワークはちょっとな…。自分ひとりのペースで介護の仕事をしたいな、と思っている方は訪問介護員のお仕事が向いていると思いますよ。