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介護職なんかやってられない!介護福祉士の仕事がきつい理由

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皆様は介護福祉士の仕事についてどんなイメージを持たれていますか?

おむつ交換とか人の嫌がる仕事をしている、人間関係が大変そう、毎週求人募集しているから人手不足なんじゃないかな?

介護に対する一般的なイメージはというと、こういったものになりますよね。

なぜ介護の仕事はこういったマイナスなイメージが強いのでしょうか?

介護職の仕事が「きつい!」「やってられない!」といわれている理由にふれていきたいと思います。

介護福祉士はきつい3K仕事?

「介護業界は3K」と言われています。

3Kとは厳しい労働環境を指す用語で「きつい、汚い、危険」の頭文字をとって3Kと呼ばれています。

一般的に、土木作業や清掃業務など主に肉体労働が3Kに含まれると言われますが、介護職も3Kの代表格として知られています。

介護職が3Kと呼ばれている要因をそれぞれ詳しく見ていきたいと思います。

介護はきつい

身体介助では自分よりも身体の大きい人を抱える、車いすに移乗させる、といった場面が1日に何回もあります。その疲労が蓄積され腰を痛めてしまいます。

介護現場の業務の殆どがこのような肉体労働です。

そして介護職員を悩ませる職業病が腰痛です。

ベテランの職員でも必ずといって良いほど腰にコルセットを装着してお仕事されています。

研修等では腰を痛めず、自分が疲れない介助方法を学びます。

しかし業務量も多く、日々時間に追われている現状ではどうしても時間がかからない方法を選んでしまいます。その結果腰を痛めてしまうのです。

こういったケースが介護現場では多く見られます。

特に新人のうちは慣れない仕事というのもあり、結構が時間かかります。

周りが忙しく働いていると自分も早くしなければと焦り、本来の介護方法の手順を行わず身体を痛めてしまうのです。

結果、肉体的にも精神的にも疲労感が取れなくてやってられないという事態を招いてしまうなど悪循環に陥ります。

他には入居施設だと24時間体制で介助を行います。

それ故に勤務形態はシフト制になり、日勤や夜勤など変則勤務になる場合が多くあります。

変則勤務に慣れない時は、日中なかなか休めず疲れが取れません。

それに夜勤は数名で多くの利用者を見なければならない、肉体的にも精神的にも辛い、ストレスが溜まる等、様々な要因で体調を崩してしまう事があります。

介護は汚い

「介護業界は人の嫌がる汚い仕事」とイメージを持たれる事も多いです。

介護をする上で一般的に汚いと言われている仕事はおむつ交換や排泄介助だけではありません。食事介助でも食事中によだれが出続ける方、一度口に入れても吐き出す方、お一人で食べられるがテーブルを汚す方。

汚れに関しては避けるは出来ません。

「介護の仕事は好きだけど、これだけがどうしてもやってられない」と割り切れず、途中で辞めていかれる方もいらっしゃいます。

介護は危険

介護現場ではノロウィルスやインフルエンザなどの集団感染が発生しやすいといった危険性があります。

高齢者は抵抗力が弱いのでどうしても感染のリスクが高くなります。

介護職は、直接人に触れたり、近くで接したりする時間が長い職種です。

空気の入れ替えや湿度調整など感染の予防や除菌がかかせません。

その他には訪問介護では、女性ヘルパーが一人で高齢者宅を訪れることがあります。

閉鎖的な空間という事で危険性が無いとは言えません。

ただ、あらかじめそういった危険が伴いそうな場合は男性が付き添いで伺うなど、お一人では行かせないようにと施設が配慮してくれます。

介護職にはこういった危険性も潜んでいます。

※介護福祉士の仕事についてはこちらの記事にも具体的に書いています。

介護福祉士の仕事内容とは?

介護職は人間関係が悪いからやってられない・・

介護職は働いている男女比は圧倒的に女性が多いです。

女性の職場というものは残念ながら人間関係のトラブルが付き物です。

それに人材不足のため業務過多になりがちです。

ゆえに余裕がなくなり、「施設全体がピリピリしている」「夜勤で気の合わない職員と二人での仕事がストレス」といった事も存在します。

※具体的にはこちらの記事をご覧ください。

最悪な介護職員同士の人間関係がつらい、その理由は??

意識の違いで職員が負担に感じる例も?

これはスキルの向上を目指している人材と現状維持で満足している人材がいるということです。

どこの職場にも当てはまることですが、やる気のある職員ばかりではありません。

向上心のある職員もいれば、生活のために仕事をしている、自分の時間を削ってまで仕事はしたくないという職員もいます。

向上心がある上司はチーム全体のレベルアップのために研修や勉強会を多く開こうとします。そういった気持ちが返って他の職員の気持ちを圧迫させ、負担になっているケースもあります。

他職種との連携の難しさ

介護の現場では、お一人の利用者様に対して医療や看護、リハビリに食事と様々な専門職が連携して介護計画を作成します。

介護士の視点からすると「その人らしさを尊重した生活を送っていただく」を優先します。

しかし医療や看護の視点からすると「治療が優先」といった具合です。

そのような場で「介護職は意見が出しにくい」といった事があります。

「介護職は誰でもできる仕事だ、看護士や医師は専門職だから偉い」と見下されているといったケースです。

介護職は社会的評価が低い、というイメージは現代では改善されつつありますが、まだまだこういった昔ながらの風土が根付いているのが現状です。

ご家族様

施設を利用者されているご家族様が事業所に対して理不尽な要求をするケースも存在します。

気に入った介護職員だけに介護してほしい、お風呂は毎日入れてほしい、など不必要に介護職員に対して意見を言われる事もあります。

施設側ももちろん出来る限りの事はしています。ただ人材不足やサービス費の都合上どうして対応出来ない部分も出てきます。

「お金を払っているんだからいいだろう」と言われることもあります。

こういったご本人様以外の困難事例も介護職のきつい部分であったりします。

介護職は休みが取れない

介護福祉士でも管理職やユニットリーダー、チームリーダーをされている方に当てはまるのですが夜勤中に亡くなるようなことも珍しくありません。

もしもご利用者様が亡くなられた場合、施設に行き、関係各所に連絡や手続きなどを行わなければなりません。

このようなケースも想定されますのでなかなか連休や長期休暇は取りづらい傾向があります。

介護職ではシフト制の場合、休みがとりづらい、連休などの希望が通らない、といった事があります。

介護職は給料が安い

人手不足の介護業界で仕事量も増え、給与が一向に上がらないといった事実も存在します。

肉体労働で夜勤もある、そういった環境の中でも給与水準が他産業に比べて月平均10万円ほど低いのが現実です。

終末期のご利用者様に看取り介護を行ったりする施設もあります。

人間の生命を預かる仕事ですのでそういった施設で働いていますとプレッシャーもストレスも相当かかります。

給与が安い、というよりも仕事の内容の割に合わないからやってられない、という方が正しいかもしれません。

まとめ

介護福祉士の仕事がきついと言われる理由として仕事内容がきつい、人間関係が面倒くさい、休みがない、給料が安いなど様々な理由が顕在しています。

給料が安い→人手不足→業務過多→余裕が無い→雰囲気が悪くなる。

こういった負の連鎖に陥ってしまい、結果的に質の良いサービスが提供できなくなる施設が沢山あります。

離職率が高い理由としては仕事内容よりも人間関係や給与面、仕事内容と給与が割に合わないといった部分が多いのも事実です。

しかしこのような現状を放置せず、何とか改善していこうと努力している介護施設も多く存在します。

介護が好きでこの業界に来られた方、これから介護職をやってみたい方が活躍できる場を作る事がそれぞれの施設では急務とされています。

今日は介護福祉士の仕事としてのきつい面、デメリットを中心にお話しました。

ただ、介護業界は日々変わっていて、以前ようなブラックな面は少なくなりつつあります。

現在の施設に不満があるようでしたら、転職してもっと環境のよい施設に変わることも一つの改善方法です。

介護職員が働きやすい施設のポイントについて教えます

これから転職をお考えの方は、どんどん転職サイトに登録して他の施設の様子などを質問されることをおすすめします!