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介護職員が働きやすい施設や職場のポイントについて教えます

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近頃、介護の仕事に興味を持っている方からよく質問を受けます。

質問としては「介護の仕事に転職したいが、環境の良い施設はあるか?」という内容。

介護職の仕事に興味を持ってくれている事は大変嬉しく感じています。

しかし実際にこのような質問を受けるという事は、まだまだ介護施設の職場というのは劣悪な環境で人間関係も面倒くさい所、という認識が拭えていないと感じています。

確かに働いている職員も少なくて仕事や人間関係に余裕が無い、ピリピリしている雰囲気がある施設も現実的はあります。

ではどのような施設なら職員が働きやすいのでしょうか?

そこで今回は「介護職員が働きやすい施設や職場のポイント」についてお伝えしていきます。

介護職員が働きやすい施設内の雰囲気

まず働きやすいポイントとして施設の雰囲気が挙げられます。

施設に入った瞬間の空気や雰囲気、自分に合っているなと感じられるかどうかとても重要です。

施設内は片付いているか

介護の仕事はバタバタする事が割と多くあります。

ご利用者様のトラブルやケガなど今日のやろうと思っていた仕事が出来なくなった、なんて事は日常茶飯事です。

そんな状況下でも施設内がしっかり片付いている、特に事務所が綺麗に片付けられている施設は仕事がしやすいポイントだと感じています。

物を探す手間も省けますし、なにより施設全体に余裕が見られます。

そういうものは職員にも伝わるもので職員が余裕持てばサービスの質も自ずと上がります。施設内が綺麗な事業所は職員も働きやすいでしょう。

働きやすい職場は職員もいきいきしている

働きやすい施設と言われてイメージするのが人間関係はどうか?という事が大部分を占めると思われます。

ご自身が働きやすい環境なのかどうか。ここでは介護職の人間関係について触れていきたいと思います。

接遇

介護職の接遇というのは良い施設かどうかかなり重要なウエイトを占めてきます。

見た目一つにしても大切です。

介護というのは技術も必要ですがそれ以上に接遇が重要で、サービスの全体の質を左右するといても過言ではありません。

この接遇ですが、施設全体で接遇について考えているかがポイントとなります。

髪の毛の色や装飾品における見た目や言葉遣い、マナーなど、接遇といっても様々な項目があります。

「サービスに影響出るなら接遇をどんどんすれば良いのに。マナーが悪い施設はしていないのかな?」そう思いますよね?

全部ではありませんが例としては接遇を怠る原因として、接遇に対して厳しいと職員が辞めてしまうという事が挙げられます。

介護の仕事は引く手あまた、少しでも居心地が悪いと別の施設に移ってしまうといったケースもあります。

他の施設も介護職を募集している所は沢山ありますから、職員側からすれば条件を選ばなければ正直困る事はありません。

しかし、施設側からすると運営上最低限の職員数が必要になります。

それに職員の数が減ってしまうと働いている職員にも影響が出てきますから「辞めてほしくない」という理由からつい接遇を怠りがちにしている施設もあります。

しかし、それは同時にサービスの質に影響している事にもなります。

「職員が離れて行ったらどうしよう」と悩むよりも「質の良いサービスを提供するために実践している」と堂々と言える施設なら、職員も離れていく事も少ないでしょうし、長い目で見るとサービスの質も良くなり、結果的には職員も方向性が定まっていて働きやすくなります。

挨拶

接遇にも関係してくる所ですが、働きやすいかどうか判断するうえでポイントとなるのが“挨拶”です。

ご利用者様だけでなく、ご家族様や関係機関が見学に来られた際でもしっかり挨拶できているかで働きやすい施設がどうか分かります。

挨拶がしっかりできている施設というのは介護職の人間関係が良いとも言われています。

逆に挨拶が出来ない施設の環境やサービスに影響が出てきてご利用者様の満足感にも影響が出てしまいます。

当たり前の事をしっかり出来ている事が働きやすい施設の第一歩と言えるでしょう。

働きやすい職場は介護施設のトップの影響が大きい

施設の雰囲気は管理者や責任者などその施設のトップによる部分が多いと感じています。どういったトップなら働きやすい施設なのか、見ていきましょう。

管理者、責任者との距離感

まず、シンプルに管理者と“合う”か“合わないか”がとても大きなポイントとなってきます。

物静かな管理者だろうと良くしゃべる明るい責任者だろうと、合わないものは合いません。

経験上、そういった方を良く見てきました。

もちろん理屈ではこういう「理由だから」というのが頭では分かっていても人間は感情の生き物ですから気づいた時には手遅れだった、なんて事があります。

お互い良い距離感でお仕事できるなら良いのですが、「合わない」という方に限ってどちらかの距離感が近いのです。

「この人とは合わないな」と思った方と、どのようにして付き合っていくか。

人間関係が上手な管理者は介護職同士の距離感というものをしっかり認識されています。

管理者、責任者がしっかりしている

働きやすい施設というのは介護職の管理者が“しっかり”している事です。

この“しっかり”という言葉、とても漠然としていて解釈は人によりますよね?

人が求めるしっかりと自分が意識しているしっかりは違うものかもしれません。

ここで私がご説明したい“しっかりした管理者”というのは無理に好かれようとしないし嫌われようともしない管理者の事を指します。

ようは目的のために時には優しく、時には厳しく出来るかどうかです。

チームワークを大切にしようと誰にでも優しい管理者の方、多いですよね、私自身もそうです。

一緒になって他の介護職員の悪口を言っているようでは良くありません。

出来る管理者ほど、大局観とでも言えば聞こえが良いですが、上から施設の人間関係や動きが見える事によって、自分と職員との距離感に気を配れます。

しっかり職員を見ているか、自分の仕事に集中しすぎて周りが見えていない状況になっていないかを意識して出来る管理者がいると、現場の職員は働きやすくなります。

仕事よりプライベートを優先できる

介護施設のトップが「私の若いころは」「仕事優先」など、若い職員に古い考えを押し付ける事が致命的に良くありません。

時代も日々変化していますから、私どもの考えも時代に応じて変化する必要があります。

人間というのは変化を恐れる生き物です。

しかしそれを分かった上で管理者が率先して新しい事に取り組む姿勢を持つべきなのです。

それに、介護職もプライベートが充実していないと仕事にも身が入りません。

「子供が風邪で休んでいる、心配で気がかりだ」と常に頭の中で考えながら仕事をしてもミスを誘発しますし、注意も散漫になりがちになってしまいます。

そういう時こそ、無理に仕事をするよりはプライベートを優先させてあげられる管理者がいると、他の介護職員も働きやすくなります。

仮に忙しくて早退できなかったとしても、一言声をかけてくれるだけで「心配してくれているのだな」「悩んでいる事に気が付いてくれた」と気持ちが楽になります。

話を聞いてくれる人

人間関係や仕事など、悩み事があるとしっかり管理者が話を聞いてくれるかどうか、大切なポイントです。

話を聞いてくれる人がいる、というだけで現場の介護職員は安心して仕事が出来ますし、管理者も頼りにされます。こういう関係が築けている施設というのは働きやすいと感じられます。

介護施設ごとの特徴

施設ごとに介護士の仕事内容は雰囲気も少し異なります。各施設の特徴と仕事内容はこちらをご覧ください。

特別養護老人ホーム

介護老人保健施設

有料老人ホーム

通所施設(デイサービス)

訪問介護

病院

まとめ

いかがだったでしょうか?

介護職員が働きやすいと感じる施設というのは、仕事の内容はどこの施設もさほど変わりません。

ではどこが違うのか、環境であったり、雰囲気であったり、施設独特のルールなんかもあります

近年ですと介護職の離職率を減らそうと、職場の環境を良くしようと切磋琢磨している施設が多く見受けられます。

今後はもっと職員が働きやすくなっていくはずです!

これから介護職員になろうと考えている方にとっては、いい流れがきていると思います。