理学療法士 広告

理学療法士は仕事がない?将来が不安?

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この10年ほどで理学療法士の数は急増したと言われています。

友人や知人の間でも「孫や子供が理学療法士になった」とか「友達が理学療法士」という話を聞いたことがあるかもしれません。

その一方で理学療法士は急増したので、仕事がない就職先が少なくなっているのではないかという疑問を耳にするようになりました。

せっかく憧れの資格を取得できたのに仕事先が無いと将来が不安ですよね。。

しかし就職先に関する筆者の答えは「心配無用」です。

仕事がなくなるのではないかということに関しての問題は、筆者が学生であった20年ほど前から言われていました。

ところがそのような心配をよそに理学療法士は自らの職域を広げることで、就職先を増やしています。

ということで、今回は理学療法士の将来性を含めた仕事先や転職先に関する解説をいたします。ぜひ最後までお読みください!

理学療法士はこの10年ほどで急増した

はじめに理学療法士がどの程度増えたのかを解説します。

日本で初めて理学療法士国家試験が行われたのは昭和41年でした。

その時の合格者数は183人でした。それから長い間合格者数は数百名程度でとどまっていました。

そして平成2年に初めて1000人を超えました。

ここから合格者数は徐々に増え続け、平成18年には6000人を突破しました。

そして平成25年には初めて合格者数1万人を突破したのです。

さらに平成30年時点で理学療法士国家試験の累計合格者数は16万1,476人となっています。

これでは仕事がないと思っても仕方がありません。。

また理学療法士国家試験の受験者数でみれば平成23年以降毎年1万人を突破しています。

このように近年は理学療法士を目指す人が非常に増えていることが分かります。

こうした実態が理学療法士の仕事がないと思わせる要素の1つとして考えられます。

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理学療法士を雇っても儲からないかも

次に就職の門を狭くする要素として考えられるのは「収益性」です。

理学療法士の多くが勤務する医療機関や介護施設は、「診療(介護)報酬」という形で売上を出すことになっています。これら報酬は厚生労働省が一括で価格を設定します。

しかし近年はその報酬額を逓減していると言われています。

そのような傾向が続くと、医療機関や介護施設は理学療法士の採用人数を減らす可能性があります。

つまり将来的に仕事がないと・・

このような実態は現役の理学療法士たちの間でも心配の種になっていまして、将来不安に繋がっています。

理学療法士は社会から求められ、その職域は広がっています

確かにこれからの理学療法士は激しい競争の中で仕事を続けなければなりません。

しかし就職先に関しては理学療法士各自が思うところに合わせて様々な働き方ができるようになってきています。

そしてそれは同時に、現代の日本社会が理学療法士の専門性を求めているのだと言えます。

ここからは様々な領域において理学療法士の職域が広がっていることについて解説します。

「仕事がない」なんてことはありませんよ!

病院では患者様1人当たりの理学療法の質と量を高めようとしている

理学療法士がまだ少なかった時代、病院では最小限の理学療法士を採用していました。

そして患者様には最低限の範囲でサービスを行うまでにとどまっていました。

それは理学療法に深い理解を示す医師や経営者が少なかったことも背景にありました。

しかし近年はリハビリテーションを専門にする医師が増えてきました。

そして患者様に対してもより充実した理学療法を提供することで、高い治療効果が出ることが分かってきました。

その結果病院では理学療法士の採用枠を増やし、患者様へ毎日十分な時間と質のある理学療法を行えるようにしています。

また近年では「リハビリテーション病院」と呼ばれる専門施設があります。

リハビリテーション病院では看護師よりも理学療法士などリハビリテーション技術者を多く採用し、より充実したリハビリテーションを行っています。

このように病院での理学療法士の活躍の場は広がっているのです。

「仕事がない」というのは単なる噂だと言うことがわかっていただけると思います。

診療所やクリニックでも理学療法士によるリハビリが当たり前になってきている

これまで診療所やクリニックといった場所で理学療法士が働く機会があまりありませんでした。

これには就職を希望する理学療法士がすくなかったことと、理学療法士によるリハビリを行えるスペースを確保できていなかったからです。

しかしリハビリスペースを確保し、理学療法士を配置することで来院数を増やしているクリニックが増えています。

したがって整形外科やリハビリテーション科のクリニックでの仕事は今後も増える傾向があると言えます。

特に病院での経験を十分に積んだ即戦力の理学療法士は重宝されると言えます。

実際に筆者は病院での10数年の経験を買われて、整形外科クリニックにスカウトされて転職しました。

介護施設では介護予防のための十分な運動指導が求められている

デイケアやデイサービスといった介護施設でも理学療法士の需要があります。

デイケアは先述の病院やクリニックに併設されています。

さらにデイケアは介護施設でありながら医療機関に近いレベルでの理学療法サービスを行うことができます。

今後はデイケアを併設する医療機関が増えると言われています。

一方でデイサービスは必ずしも医療機関を併設する必要がありません。

したがってデイケア以上に開設する数は多くなると言われています。デイサービスでは理学療法士を配置する必要はないのですが、利用者様からの需要は高くあります。

したがって理学療法士の求人は今後も広がっていくと言えるのです。

介護の分野でも理学療法士の仕事がないというのが単なる噂だというのがわかっていただけると思います。

訪問リハビリでは高い報酬と潜在需要がまだまだある

訪問リハビリは今最も理学療法士の需要が高まっている分野です。

介護報酬の単価も比較的高いため、他の職場より高い給与水準だと言われています。

さらに件数をこなすほど手当が増えるという給与体系をとっている施設が多くあります。

理学療法を受けたいけれども、通院や通所が困難な方たちはまだまだたくさんいらっしゃると言われています。

したがって訪問リハビリでの理学療法士の仕事は十分にあると言えます。

理学療法士と作業療法士の違い~仕事内容・難易度・給料・将来性について

医療や介護とは違う健康維持や増進のための運動指導の職域はこれから

さらに理学療法士の需要は医療や介護から離れた分野にも広がりつつあります。

一般的なスポーツジムやスポーツクラブといった業界では健康の維持や増進のための体操指導に高い需要があります。この需要に理学療法士の存在が注目されつつあります。

実際に筆者はスポーツクラブ主催の体操教室でインストラクターをしています。

またアマチュアスポーツの業界でも故障予防のためのトレーニングやストレッチの指導に理学療法士の需要があると言えます。

これらの分野の市場はまだ大きくありませんが、近い将来成長できる分野だと言えます。

将来が心配になるなら、将来に向けて今をがんばろう

理学療法士の転職に関して現状と将来性について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事のポイントとしては以下のものが挙げられます。

  • 理学療法士の数は近年急増しているということ
  • 政府による医療費の削減の影響で理学療法士の仕事がなくなる可能性があること
  • 一方で社会的に理学療法士の需要は増加していること
  • 病院では理学療法士を増やして充実したリハビリを目指していること
  • クリニックでも理学療法士を取り入れる動きがあること
  • 介護施設でも理学療法士の役割りが十分にあること
  • 訪問リハビリは理学療法士の需要が最もあること
  • 医療や介護を離れた分野でも理学療法士のブランドが生まれていること

どのような仕事に就いたとしても、将来に対して何かしらの不安があるものです。

しかし理学療法士として日々の仕事に真摯に取り組めば、広がる需要の中であなたの力が活かせる分野が見つかると言えます。

仕事がないという周りの言葉に惑わされず、理学療法士の道を進まれても心配ないですよ。

なお、理学療法士の転職支援会社はこちらを参考にご覧ください。

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